2012年7月31日火曜日

2nd UNISEC Space Takumi Conference 報告

皆さんこんにちは.
UNISEC総会の翌日に行われた,2nd UNISEC Space Takumi Conferenceの
報告をさせていただきます.

Takumi Conferenceは,総会と場所を変えて東京工業大学で行われました.
会場はこんな感じでした.↓

総勢33名の方が参加されました.Takumi Conferenceの大きな特徴として,
発表が20分でその後30分のディスカッションの時間が取られているということがあります.
幅広い意見を聞き,活発なディスカッションを行うのが目的で,目論見どおり
毎回会場からも非常に活発な意見交換が行われるカンファレンスとなっています.


最初の発表は秋田大 和田先生からで,「大学生による
小型ハイブリッドロケット打上げへの挑戦の始まり」というタイトルの講演でした.
東海大の事例などを挙げながら,学生によるロケット打ち上げのこれまでと
これからをご講演いただきました.

次の発表は「Cansat開発を通じたシステム・エンジニアリング教育の実践」と題して
東北大坂本先生にご講演頂きました.
システム・エンジニアリングの概要から始まり,SPindleの実績に対する考察などを
お話いただきました.実際にSPindleに参加した大学も参加して活発な議論が行われました.

その後は,創価大 黒木先生から「超小型衛星「Negai☆"」-開発・製造・運用-」
と題して発表がありました.質疑応答では開発・運用に携わった学生が発言する
場面も見られました.

学生からも発表があり,「高電圧技術実証衛星鳳龍弐号の開発」というタイトルで
九工大の岡田さんと佐々木さんが発表してくださいました.
高電圧発電の達成,放電抑制効果の検出技術に対する課題などを中心に
議論が行われました.

最後のセッションでは2件の発表があり,1件目は東北大 坂本先生の
「ハードウェアシミュレータによる超小型衛星の電源系性能評価」というご講演でした.
実際に用いられたシミュレーションプログラムの実演も交えながらの発表で,
非常に興味を惹かれました.

最後の発表は,「地球・天体観測技術実証衛星TSUBAMEの電源系開発」と題して
東工大の西原さんが発表してくださいました.
会場からは,「上手くいかなかったところも教えてほしい」という意見も出ていました.

ディスカッションの様子です.学生,教員問わず様々な方から活発に質疑応答が
行われていました.



というわけで,第2回Takumi Conferenceも無事に行われたわけですが,今後も
総会とWSに合わせて年2回Conferenceが行われるようです.

是非,学生からもどんどん発表してどんどん投稿していきましょう!という宣伝でした(笑).

UNISEC総会 2日目報告

皆さんこんにちは,UNISON代表の金井です.

遅くなりましたが,2012年UNISEC総会の2日目の報告をさせて頂きます.


2日目のプログラムは大まかに代表者会議(+理事会),講演,活動報告,懇親会
といった感じでした.

午前中は東大で学生団体の代表者会議、武田ホールホワイエでは
UNISEC理事会が行われました.
私と滝澤さんは学生理事として理事会に出てきましたが,
代表者会議でも無事に予算が通ったということでしたね.

その後は武田ホールでUNISEC総会.
いくつかの事案について説明と採決が行われました.

その次は学生さんの講演でした!トップバッターは慶応大小西さん.

次は九工大岩井さん.鳳龍弍号について話してもらいました.

大阪府大の別所さんには,SPindleの話とOPUSATの開発について
話してもらいました(写真は別所さんとおぷぅ君).

一般講演の最後は,UNISON代表の杉本さん,UNISASの梯さん,
アクセルスペースの中村さんの3人共著と言う形で,ARLISSの今後についての
話でした.今後ますます企業やOBともUNISECという場を介して協力して行きたいですね.


特別講演では,国連宇宙空間平和利用委員会議長の堀川様に講演を
頂きました.どうしても国内の宇宙開発を追いかけるだけで精一杯になって
しまうことがありますが,今回の講演で少しでも海外との繋がりに対しての
意識,知識が強くなった方も多いのではないでしょうか.

2件目は総務省総合通信基盤局電波部電波政策課国際周波数政策室の
尾崎様に,周波数調整の話を頂きました.



講演会の後は,UNISONの活動報告が行われました.
まずはお金の話.しっかりと先生や一般会員の方へもアピールです.

予算の後は,各WGの前年度活動報告と今年度活動計画発表でした.
UNISON ProjectであるUNISON CanSatについても発表がありました.


WG,プロジェクト発表の後はUNISAS発表でした.
UNISASの活動報告,前日の交流会に加え,新しく発足したUNISAS Rocket Teamの
紹介も行われました.

学生発表の最後は,新規団体の紹介です.どんどん団体数増えてますね!

あとはWSのご案内.北海道でお待ちしています.

さて,学生発表のあとはCLTP3の紹介を首都大 佐原先生に頂きました.
今年のCLTP3は9カ国から10名の方がいらして,能代で実験を行うというものです.

佐原先生から一人ひとりの紹介があった後,参加者にも一人一言をお願いしました.

〆の言葉は日大の宮崎先生(午前中にいきなりお願いしてすいません).


ここまで,武田ホールで総会・活動報告会が行われました.
場所を食堂に移し,お待ちかね懇親会タイム!!

秋山先生の音頭で乾杯の後,まずはUNISEC国際化のアドバイザリーボードの
IHI 村上様とスカパーJSAT 江口様よりそれぞれご挨拶を頂きました.

あとはそれぞれ,親交を深めるのみ.

の最中でしたが,代表3人より突然の3択クイズ(景品つき)開始.

優勝者は交流会WG代表の毛内さん.思う存分に宣伝して頂きました.

団体代表の一言もすっかり恒例になりましたね.


最後は理事長の永田先生に〆の挨拶をして頂き,本日はお開きとなり…
もとい,2次会n次会へと流れていきました.


我々代表3人も,なんとか総会までの2日を乗り切って,ほっと一息というところでした.
金曜日からの準備を含めるとずっとなんやらかんやらやってもうこんな↓感じ

さて,あとはTakumi Conference!面白い講演目白押しでしたよ~お楽しみに!

2012年7月21日土曜日

UNISEC総会 振り返り


こんばんは!
UNISON代表の杉本です。

2週間ほど時間が経ってしまいましたが…,先日のUNISEC総会にお越し下さいました皆様、お疲れ様でした!

数か月前に準備を始めコツコツやってきたつもりでしたが、やはり直前にはFacebook等でご覧のとおりバタバタと準備に追われ、気が付いたらあっという間に3日間が過ぎ去っていました。

さてさて、現在報告書を作成しているところですが、ざっと3日間を振り返っていこうと思います。

とりあえず今回の記事では1日目を振り返ってみます!

1日目(7/21)には各WGの会議とUNISON/UNISAS合同イベントが行われました。
WGの会議では、衛星、CanSat、ロケット、広報、交流、GSNの6つに分かれてMTGを行いました。各WGの写真は後日報告書に掲載しますが、それぞれ活発に議論したり、既に動き出しているイベントの確認をしたり、技術交流会をしたり、有意義な時間を過ごせたようです。



広報WG


交流会WG


衛星WG


ロケットWG

私が担当していたCanSat MTGについては、能代・ARLISSそれぞれの参加団体を集めて開催しました。進行・配布資料等について反省点はあるものの、最低限すべきことを網羅することができ、また午後の技術交流会は予想以上の盛り上がりを見せ、「楽しかった」「刺激を受けた」と多くの人が言ってくれたことが印象的でした。


CanSat 技術交流会


いずれのMTGにおいても、今年度の活動計画を共有したり、直近に迫っているイベントの確認をしたり...普段メールベースでやり取りをしている人同士で顔を合わせる事ができ、密度の濃い時間を過ごせたのではないかと思います。


そして各種MTGの後は、UNISON/UNISAS合同イベント!!

「プロマネ+人材育成」「技術開発」「アウトリーチ」の3つのテーマに分かれ、4~5人のUNISASメンバーにおよそ30人の学生からつっこんだ質問をしてもらい、色々な話をして頂きました。

私が担当していた「アウトリーチ」については、事前に考えていたストーリーと大きく?違う流れになりましたが、なかなか聞けないことに答えて頂いたり、先輩方同士で盛り上がる様子を見たりすることが、緊張感のある会議から一転して、和やかな雰囲気に包まれていたような気がします。


そして、最後は武田ホールホワイエでのUNISASとの懇親会!


多くの方に参加して頂き、大盛況でした!!





駆けつけてくださったUNISASの皆様、最後まで参加してくださったUNISONのみなさん、ありがとうございました!


というわけで、簡単ですが1日目の報告とさせて頂きます。

次回は2日目・3日目の報告記事をアップしますのでお楽しみに!

杉本